- 2007年12月14日 出産
- 朝7時30分頃。起きて、カーテンを開けた直後バシャっと音がする。破水した。
びっくりしてその場から動けずシャワーを浴びていた旦那君を大声で呼ぶ。一応「破水だよね」と聞いてみる。びしょびしょになった服を片付けるのを旦那君は手伝ってくれた。
病院にTELするが、朝忙しいらしくつながらない。(診察時間前は、病棟に直接TELするように言われていたのに、パニくって普通に産婦人科にかけてた。。)とりあえずタクシー呼んで、直接病院へ行くことに。破水したのであまり動いてはいけないので横になりつつ、入院期間中のビデオ予約も忘れない(笑) 陣痛時のために冷凍しておいたおにぎりを温める余裕はなし。
タクシーでは汚れないようにタオル持参。大きめのナプキンをあてていたけど、間に合わないくらい破水していた。
病院へついて、診察してもらい「破水ですね」ってことで、そのまま入院。
この時点で子宮口はまだ2cm。軽い腹痛はあるけど、陣痛らしきものはまだない。 11時頃から、5分〜10分間隔の生理痛に似た痛みが始まる。旦那君にお昼ご飯を買ってきてもらい、食べる。だんだんと痛みが強くなってきて、先生に何時頃生まれますか?と聞くと、夜10時頃かな。。。と。ながっ!
その後どんどん痛みが強くなってきて、陣痛時のために用意していた音楽を聴く余裕もなく、ただひたすら陣痛と闘う。病院のおやつにコーヒーゼリーが出たので、痛みをこらえつつ食べる。途中母から「生まれた?」と電話が来るが、「それどころじゃない」と切る(笑)
それ以降は痛くて痛くて、夕食も食べられないほどだった。あの時間を一体どうやって乗り越えたのか覚えてない。
何度も助産師さんに「まだですか?」と聞く。しまいには「もうムリです。」「行かないで下さい。」とダダをこねる。「痛い」と声に出してしまうと力が入って子宮口が開くのに時間がかかるといわれるけど、叫ばずにはいられない。旦那君の手を握り目を見て、「ヒッヒッヒッ」とイキまないように呼吸して、痛みを乗り越える。タバコを吸いに行きたい旦那君に「行かないで」と泣きすがる。
「こんなに痛いのに何でなにもしてくれないんだ!」と旦那君が怒り出した頃(モンスターハズバンドかよ!)、ようやく助産師さんから、分娩室に行きましょうと言われ、分娩室まで歩く。この時旦那君トイレに行っていたような?
分娩台に乗って、痛みにあわせてイキむ。多分10回イキんだかそれくらいで、赤ちゃんの頭が出る。その後は呼吸を整える程度。多分、いやもしかしたらそれは胎盤を出す時だったかな?
赤ちゃんの体が出て、元気な泣き声が聞こえた。
すごく小さくて可愛い。力いっぱい泣いていた。
22時19分。第一子誕生。3050g。
旦那君は助産師さんが赤ちゃんの体重と身長を測るのに付き添っていった。1番に赤ちゃんを抱っこしたって嬉しそうに言ってた。その間あたしは処置をしてもらっていたのだけど、何かすると言われるたびに「それは痛いですか?」と聞く(笑)
しばらくして、分娩室で家族水入らずの時間を過ごす。赤ちゃんが口をずっとパクパクしているので、おっぱいをあげてみるとずーーーーっと吸って離さない。(生まれた瞬間からおっぱい星人だったわけ)
もう夜遅いので、旦那君はお家へ帰り、赤ちゃんは新生児室、あたしは病室へ戻る。
興奮したのと、暑いのと、お腹がペコペコで眠れない。夜中の2時か3時頃アイスノンをもらってようやく少し眠る。
おまけ*前日に三陰交のツボ押しとスクワットしたのが、破水につながったのかと思う。。。
- 入院生活
- 出産翌日。ほとんど眠れないまま朝は6時から母乳指導。この日から過酷な入院生活が始まる。休む間もなく母子同室。。。
昼間は面会時間開始と同時に旦那君が来てくれ、その後家族が面会に来たりで昼間も全然眠れず疲れがとれないまま夜になる。
母乳育児に熱心な病院で、○時間起きのおっぱいではなく、泣いたら欲しがるだけあげる方針。最初のうちは出るようになるまでとにかく赤ちゃんに吸ってもらう。例え赤ちゃんがぐっすり寝ていても4時間以上開けてはいけないから、わざわざ起こしておっぱいをあげなくてはいけなかった。
うちの子はおっぱいを飲んでもなかなか眠らなかった。おっぱい飲んでる途中で寝て、起こそうとしても起きないから部屋に連れて帰ると泣く。それの繰り返し。とりあえず初日は一向に眠れそうにないので、ナースに「3時間預かってあげるから、眠って3時間後に来なさい。」と言われようやく眠れる。
朝は7時〜10時まで赤ちゃんは新生児室で検診と沐浴があるので、その時間だけが自由時間。朝食を急いで食べて、身支度をして、回診を受けて、少しだけ横になる。
10時に新生児室に赤ちゃんを迎えに行くと、大抵寝ていた。なのにおっぱいあげなくちゃいけないなんて。。。うちの子は夜生まれたからか、夜は寝ず朝になると良く眠っていた。
昼間はまた旦那君と家族が来てくれたけど、赤ちゃんが泣いたらおっぱいなので、ほんと落ち着かない。おっぱいあげに行って30分〜40分後に戻ってきたら、旦那君がベッドで寝ていたり、すでに帰ってたり(泣笑)
1〜2日目は、おっぱいあげたら何分あげたかを紙に記入していたのが、3日目からはおっぱいあげる前に赤ちゃんの体重を測り、飲ませたらまた測って、何g飲んだか記入しなくてはいけなかった。毎晩なかなか眠ってくれないから、ミルクを足したいのに、足させてもらえなかったり、左胸に水泡ができて痛いから右ばっかり吸わせてたら量が足りないと言われたり、ほんとにしんどかった。他のママは眠っているのに、自分は授乳室へ行くと1〜2時間は帰れない。(唯一隣のベッドのママが同じような状況だったのが救い。)
とにかく早く入院生活から早く解放されたかった。つらくてつらくて、夜中の東京タワーを見上げ、1人授乳室で泣いたりもした。産後鬱ってやつかな。
退院前日、体重の増えが悪いといわれ、痛いのも我慢して必死におっぱいをあげて、無事翌日退院。
旦那君が迎えに来てくれ、赤ちゃんにはカエルちゃんのお洋服を着せてタクシーでお家へ帰る。タクシーに乗ってる間ずっと泣いていた。
あとで知ったのは、病院によっても指導が全然違うこと。おっぱいは○時間置きと決まっていたり、ミルクを飲ませてお母さんを休ませてくれたり。うちはとくに厳しかった。(あたしの産んだタイミングも悪かった。。。朝方産んだ人は、その翌朝から母乳指導だったみたいで休めてたみたい。)おかげで母乳がたくさん出るようになったけど、人にはおすすめしないかな。。。 2人目ならまだしも、1人目であれはツライ。
面会も家族はともかく、やたらめったら「産まれたら病院に来てね。」などど約束するのはおすすめしないかな。病院にもよるだろうけど、あたしは旦那君の面会でさえちょっとしんどかった。会いに来てくれるのはとっても嬉しいけど、泣くと授乳室へ連れていかなくちゃいけなかったから、来る時間を確認してその前に授乳したり、授乳している間も待っていられると思うと落ち着かなかった。友達に赤ちゃんが生まれても面会は遠慮しておこうと思う。